最近PoE対応の製品もちらほら見かけるようになりました
実際ネットワークカメラやアクセスポイントの設置場所周辺に電源を設置するのは難しい場合が多く、有益な技術である…のだが
高い…
2~3Kくらいで出来ないもんか?
てなわけで自作(またですか?w)
今回はPoE用のIC等は全く使わずに直結。まあ使用機器(松下のネットワークカメラ)が決まってるのでこれでよしということで。
世の中には同じようなことをしてる人がいるもので以下のサイトを発見。
http://www.nycwireless.net/poe/
同じようなものを作成してみました。
ところが…予算オーバー ローゼットが意外と高いのであった
1口ローゼットが1879円 2口ローゼットが2779円
これにEIAJ4取り付けジャック147円 L型DCプラグ付きコード(EIAJ4)315円
1ペアセットで部品代だけで5120円かかってしまった…
そこで3日ほど試行錯誤したうえで出来たのがこれだ!!!
写真2
分解した状態
これは安いぞ
エレコムLD-RJ45TJJA 390円2個で780円
EIAJ4基盤ジャック105円
L型DCプラグ付きコード(EIAJ4)315円
DCプラグ(EIAJ4)105円
1ペアセットで部品代1305円
当初予定よりずっと安い
おまけにRJ45接続アダプタサイズで超コンパクト。
簡単な解説
エレコムLD-RJ45TJJAをばらす(ノッチでひっかかってるだけ)
内部はコード配線になっている(ラッキー)
うまいこと内部に余裕があったりする(超ラッキー)
片側の4578線を根元近くで切断する(はじめはコードを抜こうかと思ったのだが無理のよう)
基盤ジャックが納まるように加工(軟らかいプラなのでカッターナイフ等で充分加工できる。ぴったりサイズにすればジャックは固定するはず)
45線をマイナス側に78線をプラスに半田づけ(Bパターン?)(熱縮チューブで絶縁した)
給電側にマークつけておきましょう(これをしないといちいちばらさないと確認できないw)
組み立てる(ひねるとコードがうまく収まる)
もう一個作る(まったく同じ配線)
受電側用にL型DCプラグ付きコードにDCプラグをつけた短いコードを作成
給電側と受電側の間はUTPストレートケーブルで配線(当然w)
シールなど張って給電(=受電)側を明確にしておきましょう。
受電側はL型DCプラグ付きコードを直につけたほうが間違いがなくていいかもしんない。
今回は使用機器の本体やアダプタに一切加工をしないという方針でアダプタのプラグと同一のEIAJ4を使用。
実際に使ってみると結果なんの問題も無し(実は2年前にむき出しの配線で実験済み。100m延長してもきちんと動作した。なので感慨もとくに感じなかったりしてw)。
電圧ロスとか当然あるはず(このネットワークカメラは100mケーブルでも動作したけどね)なのですべての機器がこれでOKとはいえない。要はアダプタ側がどれだけ余裕をもってるかにかかってくる。また出力電流上のノイズもアダプタの出来によって違うだろう。
ちなみに2年前に実験したときにはむき出しの配線がたたって(アダプタからのより線コードをそのままローゼットにつないでた…)2週間ほどでショートしてアダプタが死亡。つうわけで今回はきちんと半田処理とジャックを使用。
ちなみに多分機器が故障しても保証は効かないと思うので、もしもこの日記を参考にする人がいたらユアオウンリスクでよろしく。
(MIXIに書いた過去記事の再掲)